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イタリア ピエモンテ州 ワイン概要

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 今回はちょっと話が長くなりますが、イタリア・ピエモンテ州のワイン概要を書いてみます。
 フランスでは何百と言われていますが、イタリアでは何千というブドウの種類があるそうで、一生のうちにすべての品種を飲むことは不可能だと言われています。確かにイタリアは国の全土でワインを作っている珍しい国でもあるので、それをすべて飲むということは鉄の肝臓をもってしても無理でしょう。あとフランスワインは一般的には熟成型で長時間ワインを寝かせるタイプが多いようですが、イタリアワインはどちらかというと早飲み、飲みごろの時期は短いものが多いようです。あとフランスワインは葡萄をブレンドさせるものが多いのに比べ、イタリアワインは単一品種で作るものが多いという特徴もあります。
 ピエモンテ州では細かくいうと品種はいろいろありますが、主に3つのブドウ品種を製造しています。ブドウの品種とか出てくるとややこしい話になって面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが、やはりワインはそれぞれ好みというものがありますから、自分の好きな味はどんなブドウ品種で作られているのかを覚えておくのもおいしくワインを飲む秘訣のようです。
 代表的な3つのブドウ品種ですが、ひとつはドルチェット(Dolcetto)そしてもうひとつバルベーラ(Barbera)というものがあります。だいたいこの2つの品種はそのままワインの名前として使われます。今月9月はちょうどブドウの収穫時期にあたり、天候にもよりますが一般的にはこのドルチェットとバルベーラから収穫が始まります。ちなみに今年は春先雨が多く、気温が低かったので収穫時期は例年より遅めとのこと。
 この2つの品種は一般的には早熟型のテーブルワイン(日常飲む価格の安いワイン)としてステンレス樽で1年ほど発酵させられて瓶詰め、製品化します。ただワイン造りはどんどんと近代化、多様化していて各ワイナリーによってさまざまな作り方をしています。
 僕は今のところこのバルベーラという品種をステンレス樽からオーク樽に移し、しばらく寝かせたものが好きです。まあ、好きですというかこれから下に出てくる高級ワインはいつも飲んでるわけにはいかないので、このバルベーラを寝かせたものが買いやすく、まあ、個人の好みの話になりますが低いランクの高級なお酒よりは同じ価格態でも満足度が高い、と僕は思っています。
 最後にピエモンテ州を代表するブドウ品種としてネッビオーロ(Nebbiolo)があります。ワイン地域は霧が多く、イタリア語の「霧」ネッビア(Nebbia)という単語から由来がきているそうですが、このネッビオーロは他の2つと比べるとタンニンという成分が多く含まれ、熟成型のワインに適していると言われています。それほど熟成させずこのままネッビオーロというワインになる場合もありますが、多くはこのネッビオーロから「バローロ(Barolo)」や「バルバレスコ(Barbaresco)」といった高級ワインが生まれます。
 バローロというワインになるためにはピエモンテ州クオーネ県バローロ村という地域のネッビオーロを収穫後最低4年熟成させなくてはならず、バルバレスコというワインになるためにはバルバレスコ村のネッビオーロを収穫後最低2年熟成させなくてはいけないという決まりがあります。イタリアを代表する高級ワインになるわけですから、それだけ手間がかかるということですね。
 あとバローロやバルバレスコワインの中にはネッビオーロを収穫したブドウ畑の名前を付けて商品分けしたり、ワイナリーにも寄りますが良いブドウが取れた年にはリゼルバ(Riserva)といって更に熟成させた(値段の高い)製品を作る場合もあります。
 バローロのリゼルバとして世に出せる商品になるためには最低収穫後6年かかる、アルコール度数が一定以上ないとダメ、DOCなどと呼ばれる一定基準を満たしたランクが付いてないといけない、などなどワインにはいろいろな規定があるようです。規定を超えれば商品として出荷できますが、熟成期間や製法、出荷時期などは各ワイナリーによってさまざまです。ワインは飲みごろの時期を見定めるのも知識と経験がいるそうですが、良いバローロは一般的には収穫後10年ほどが飲みごろと言われています。
 
 今回は長いややこしい話になりましたが、引き続き楽しいワイン生活をお送りください。

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