バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)

yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
ピエモンテ州・バルバレスコのワイナリー「TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY」。まあ、ずいぶんと長い名前です。
Marchesi di Gresy一家は1797年からこの地に根を下ろしているとのことで、どうやら元々フランスの名家だったようです。こちらのGresy一家は長年ワインづくりをしていたようですが、本格的にワイン造りに専念し始めたのは1973年とのこと。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
現在2013年では16種類の白・赤ワインを製造していて他にグラッパと呼べばれるブドウの皮を使用した蒸留酒も製造しています。壁には数々の受賞ワインが飾られていますが、ミラノのエノテカなどでも良く見かけるバルバレスコのワイナリーでは有名なメーカーの一つです。
ワイナリーの規模を判断するひとつの材料として年間の製造ボトルの本数があげられますが、このMarchesi di Gresyは約13万本とのこと。僕のイメージでは年間10万本を超えるところはすでに大きい「企業」というような感じがします。こちらのメーカーの商品は一部日本にも輸出しているとのことで、日本のイタリアワイン通の方は知っている人もいるかもしれませんね。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
こちらはオーク材の大樽。主に「バルバレスコ」となるネッビオーロが眠っています。樽の上にちょこんと乗っているガラスは樽のワインレベルを測るものです。樽は常に寝かせているワインで満たしておかないといけないので、蒸発する分を足してゆくわけです。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
こちらの大樽のメーカーです。どこの国のオーク樽を使うかは会社によって違いますが、こちらではスロヴォニア産のものでした。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
樽に寝かせる前に一般的にはステンレス樽で発酵させるのが一般的ですがこちらでは写真左側の珍しいコンクリートの樽を使用していました。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
こちらは地下のカンティーナ。どーんと開けたスペースに小樽が並んでいます。中にはフランスバリック、フランス産のものがやはり多かったですが、中に入っているワインは白、赤とさまざまです。あとカンティーナによってはわざと壁の部分をむき出しにし、その土地の土の匂いをワインに移させているという場合もあります。これがまたそれぞれ匂いと味の違ったワインを作り出す秘訣なんですね。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
こちらのワイナリーでは星をもつレストランで働く有名なシェフ達を集めて試飲、試食会など開かれるとのことで立派なパーティ会場もありました。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
こちらは裏側のワイン畑。この時はブドウの収穫前で空に「ドン、ドン」というすさまじい音が鳴っていました。あれはなんだろうと思っていましたが、こちらでは曇り空になると市が率先して大砲の空砲を撃つのだとか。気温差が激しいワイン地域では雹などが降りブドウを痛めることがあるので…、と言っていましたがさすがにこれにはびっくりしました。確かに職人の情熱が流されてはたまったものではありませんが、そこまでするんですね。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
さていよいよテイスティングです。こちらを訪問したときは案内してくれた方にも恵まれたのか、とても感じが良くワインもとてもおいしくいただけました。最初に頂いた白3本です。こちらではソーヴィニオンやシャルドネの白などを製造していますが、一番手前の二つをブレンドした緑のラベル「Villa Giulia」というのがおいしかったので購入しました。確か10ユーロぐらいだったと思います。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
MARCHESI DI GRESYでは自社製のオリジナルコルクを主に白ワインに使用しているのが特徴的です。こうしたコルクはなかなか見かけませんが、確かにここの白ワインはとても口当たりがやさしく値段の割にとてもレベルが高いと思いました。実はここの白をミラノのエノテカで飲んでおいしかったのがこちらを訪問したきっかけです。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
しかしやはりメインはバルバレスコ。写真のものはヴィンテージですが、この時は3種類のバルバレスコをテイスティングさせていただきました。名前が違うのはそれぞれ取れたブドウ畑の名前が付いていて、それぞれのポテンシャルに合わせてワインを寝かせる時期なども変わってくるからです。もちろん高いほうがおいしい、というのはやはり変わりません。
yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)
結局この日はたくさんのワインをテイスティングさせてもらいました。ワインもおいしく、人もとても感じがよく、お勧めの訪問ワイナリーです。
TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY
住所:Strada della Stazione 21 12050 Barbaresco(CN)
Tel:0173635221
HP:www.marchesidigresy.com

yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - バルバレスコのワイナリー(TENUTE CISA ASINARI DEI MARCHESI DI GRESY)

ミラノ発日帰りバローロワイナリーツアー

ミラノ発日帰りピエモンテ州バローロワイナリーツアー。ご希望の訪問ワイナリーもリクエスト可能です。世界遺産に登録されているイタリアの高級ワイン産地のバローロ、バルバレスコを巡る満足度の高いツアーです。委細は以下ページをご参照ください。


バローロワイナリーツアー

SNSでもご購読できます。

コメントを残す