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ミケランジェロの洪水

ロンダニーニのピエタ
 写真はロンダニーニのピエタというミケランジェロの作品です。
ミケランジェロはダヴィンチ、ラファエロと並んでルネッサンス3大巨匠に挙げられています。
 そのミケランジェロ生涯最後の作品がこの「ロンダニーニのピエタ」
 この彫刻はミラノのスフォルツェスコ城内の博物館に展示してあります。(入場料3ユーロ)
 元々ピエタというのはイタリア語で「慈悲」の意味ですが、亡くなったキリストをマリアが抱きかかえているという構図が一般的で、キリスト教では重要なモチーフのひとつです。多くの芸術家がこのモチーフを絵や彫刻にしています。
 ちなみに「サンピエトロのピエタ」というミケランジェロの彫刻がローマにありますが、それのコピーがミラノのアンブロシアーナ美術館にあります。個人的にはセスティーナに展示された「サンピエトロのピエタ」はルーブルのモナリザぐらい人が集まって、ガラス張りの展示室前ではパシャパシャ写真を撮っていますし、いくらコピーといえどミラノでゆっくり間近に見れたほうがいいような気がします。「サンピエトロのピエタ」はサンピエトロにあるためそうゆう名前が付いたようですが、「ロンダニーニのピエタ」はこの彫刻がロンダニーニさんという家に保管してあったためこうゆう名前が付いたようです。
 この「ロンダニーニのピエタ」はミケランジュロが死の前日まで制作していたと言われていますが、未完成の作品ということになっています。
 しかし個人的にはいろいろな謎があるように思います。
 なぜこの彫刻では逆にキリストがマリアを抱えるようにしているのか?一般的にはモチーフと逆の構図になっています。
「素材が命じるままに掘るだけだ」とミケランジェロは言ったそうですが、すでに目の見えなくなった彼がまさぐるようにして掘り続け、この彫刻を自分の墓にしようとしていたと言われる理由はどこにあるのでしょうか?
 ある意味では未完成のものが人の心をひきつけることは多いのでしょう。片腕を亡くした天使「ミロのビーナス」も未完成だからより美しいのかもしれません。バランスを失ったところに究極の支点を探す、シューベルトの「未完成」も同じようにできたのかもしれません。
 あるいはミケランジェロの魂も、この時点で何かに辿り着いたのかもしれません。そう考えると面白いような気がします。
 

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