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ミラノからの祈り

yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - ミラノからの祈り
ミラノは春です。
 車で街を走っていると木々たちの先に花が咲き始めているのが見えます。それは夢のようにフロントガラス越しに浮かび上がり、一瞬僕の心を捕えるものの、すぐに消え去ってしまいます。いつの間にか僕はブレーキを踏んで車を停め、世界の囁きに、そして驚きに耳を傾けるという行為を忘れてしまっているようです。
 今は雨が降っています。雨は咲いたばかりの花を無残にも地表に引きずり落とすでしょう。せっかくの甘い匂いを洗い流してしまうでしょう。それでも雨は降ります。まるで誰にも気に停められない世界の端っこの出来事のように。
 しばらくの間ブログを書いていませんでした。
それは地震のことがあったわけですが、一体何をどう書いていいのか長い間わかりませんでした。
 今はわかるかといえばそうではないのですが、僕はひねくれているためかあまり簡単に応援の言葉を贈るということができません。おそらく大変な人々はすでにとてもがんばっているだろうと思うからです。
 ミラノでは大聖堂で日本のために大きなミサが開かれ、募金などの活動もしています。またいろいろと支援活動などもあるかと思いますが、こうして海外にすむ日本人として改めていろいろなことを考えさせられる事態となりました。
 いろいろなことが重なって正直ブログというものを続けようかと迷ったのですが、昨日ツヨシさんが僕の家に遊びに来てくれて、それをきっかけに結局またこうして書いています。
 なかなか言葉にできないものをこうして言葉にするということは時にとても残酷なことのように思えます。
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 昔、このブログのどこかに書いた自分の言葉を良く思い出していました。
 人間とは死ぬか祈るしかできないのだと。
 死んでいったもののために、僕は祈り続けるだろう。

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