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ミラノサローネ特集2011「キヤノン」

 キヤノンの展示はフォーリサローネの中心地であるトルトーナ地区と呼ばれる中の「スーパースタジオ・ピュ」という大展示場にて行われた。
 今年はトラフ建築設計事務所(以下、トラフ)、WOW(ヴィジュアルデザインスタジオ)によるコラボレーション。4年間キヤノンが続けてきたコンセプト「NEOREAL WONDER」集大成のような作品となった。
 作品のコンセプトはトラフの鈴野浩一氏と禿真哉氏が考案したデジタル宇宙に漂うアナログの「糸」。水糸と呼ばれる素材を「WONDER」の文字に配列した光束スクリーンに、映像を投写することにより表現。
 ブース内には映像に合わせた環境音が響き、まるですべての糸が鳴っているというほど映像の世界と音がミックスした空間は宇宙の神秘的な鼓動を感じさせた。
 今回映像に携わったWOWの於保浩介氏、大内裕史氏は宇宙という光の時間を感じてもらうように太陽と月、夜と昼、都市と自然というような世界の2面性をスクリーンに投写。多面的なものを見る人に与えることにより、その人ぞれぞれの中に視点を持ってもらいたいという作品に仕上げた。
 新しいデジタルイメージングの世界を表現することによって、我々はこの新しい聖地と呼ばれる丘の上にどのように登り、アナログの人間が進むことのできる唯一の方向性である糸という普遍的な価値観を問いかけたように思える。
 このキヤノンの展示は多くの人の注目を集め、ミラノサローネ期間中に開催された「ELITA DESIGN AWARD2011」の最優秀賞を受賞した。
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 左よりトラフの鈴野浩一氏、WOW於保浩介氏、WOW大内裕史氏。
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 会場入口。キヤノンブースには期間中約7万人の入場者が訪れた。
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 展示ブース入口付近。ここより朝と夜、季節、太陽と月を立体的に表現した宇宙空間が始まる。
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 建築資材として使用される水糸を用いてつくられた、“光束スクリーン”「WONDER」の文字形に放射線状に広がる。
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 一文字に水糸約2000本を使ったスクリーンにはそれぞれ3台のプロジェクターの光が注がれる。
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 世界のかけ橋としての糸、世界の対峙するバランスを巧妙に表現し、デジタルイメージングの新しい可能性を提示した。
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 こちらは展示ブース出口付近に置かれたトラフによる「空気の器」。

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