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メビウスという欲望の輪の中で

メビウスの輪
 今回は僕の書いた小説についての説明を書いてみたいと思います。やっぱり作品というものは生き物なので、それが誰かに読んで楽しんでもらえればいいと思います。
まあ、ちょっとした「あとがき」みたいなものですね。
「メビウスという欲望の輪の中で」
これは僕にとっては4番目の作品ということになります。ちなみに処女作は「悪魔とドア」という作品でした。僕が初めて小説を書いたのは、23歳のときだったかな?あとからディケンズの「クリスマス・キャロル」という作品を読んだときにびっくりしたのですが、この「悪魔とドア」という作品のストーリーとほとんど同じだったからです。
別に盗作をしたわけではないのですが、もちろんディケンズのほうが先に書いたので僕がパクッたということになります。その後「日常の向こう側」という作品を書き、えーと、細かいのがパラパラあって、26歳の時に書いた「メビウスという欲望の輪の中で」が4番目ということになります。
なぜこのタイトルになったかと言えば、おそらくそのころシャープのノートパソコン「メビウス」を使っていたからです。
この小説はほとんどが僕の実体験に基づいています。
実体験に基づいた作品というものはじっくりと時間が経って、その経験をある程度距離を保って見つめるときに生まれるもの、という考え方もあるでしょうけど、この話は経験して間もなく、書いたものです。
実際にバリにいた3か月間を日本に帰ってこの作品を書きながら1か月あまりで振り返ったというかんじです。まあ、ワインにたとえると「ボジョレーヌーボー」みたいなものですね。早熟な感じなので、好き嫌いはあるみたいですが、それがまた生生しいものでもあるみたいです。
 この作品では主人公のナガ(インドネシア語で龍という意味です)という青年が、バリ島にいって現地の人々の交流や詐欺、そして現地の人妻と恋をして、彼が日本に帰国して終わりというお話ですが、実際の僕にはもちろんその後のストーリーというものがありました。僕はこの作品を書き上げるとすぐにまたバリ島に行きました。まあ、現地に恋人がいたからですね。
 二度目にはバリ島に3か月滞在して、さすがに僕もお金がなくなったので日本に帰って働き始めました。それでバタバタと日々を暮らすうちになかなかバリ島に行くことができず、そのうちに彼女が二人目の子供を妊娠し、それで別れることになりました。
 常々この続編を書きたいなと思っているのですが、なかなか「時期」はやってきません。僕はほとんど自分の書いた小説を読み返すことはないのですが、おそらく今この話を書くとずいぶんと違った感じになるだろうと思います。でもそこには20代中盤にしか感じることのできない感性や鋭さがあって、そういうものはもう今では書けないように思います。それに実体験を作品にするというのも、それはそれでなかなか大変だからです。まあ、「深夜特急」みたいな旅行記のようにしてしまったほうがまだ書きやすいのかもしれないですね。

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コメント

  1. SECRET: 0
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    わたしは物書きではないですが、同じように自分の生きてきた20代についてはいろいろな想いがあります。古い友人の間では伝説のように語られている(笑)
    Tatsunosukeさんのこの記事を読んでいて、これはわたし達世代の特徴なのだろうとおもいました。
    一度この「メビウスという欲望の輪の中で 」を読ませていただきたいです。

  2. tatsu より:

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    Jackrabbit さん
    どうもありがとう。僕のホームページから観覧可能です。良かったら読んでみてくださいね。
     確かに20代も懐かしいけど、今にしてはあの感覚でよく今まで生きてきたなあ、という感じです。

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