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深まる秋の構想

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 考えてみると僕ももう36歳、もうすぐ37歳だ。
 40歳という年齢を今まで意識したことはあまりなかった。しかし40になれば、できることは、感じられることはおのずから狭まってゆく。可能性は減るばかりで、増えることはないだろう。
 若い頃は自分の世界観をできるだけ広げようと焦っていた。広げられるだけ広げて、そこから何かを選びとればいいというのが僕の考え方だった。広がったかどうかは別として、今度選ぶという段階になったとき、初めて僕は気が付くことになった。
 自分が望むように物事は選べないということを。たいてい物事は向こうからやってくる。あっ、と思ったらすでにそれにぶつかっている。そこには選択の余地というものはあまりない。ぶつかってきたものを受け入れ、そうして自分を納得させてゆく。
 確かにどこかの誰かが何を好きかなんて、はっきり言ってそんなことどうでもいい。何か面白いことがないかと世界のページをめくり始めた自分がとても下らないことをしていることに気が付く。世界を楽しむのは、紛れもない自分じゃないか。
 耳をすまそう、世界の重さは考えるほど重くなる。

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