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IEDでの通訳仕事

yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - IEDでの通訳仕事
 毎年恒例の仕事のように今月11月はミラノの総合大学IEDにて通訳の仕事をしています。今年でこの仕事も4年目になりました。IEDはデザイン、ファッションを専門とする学校です。デザインの授業の通訳というとなかなか難しそうに聞こえるかもしれせんが、まあ、4年目ともなるとだいぶ慣れてきます。
 展示会などでの通訳仕事もあるのですが、こうした学校の授業となるとまた一風変わった雰囲気になるのも事実です。
 毎年僕はイラストレーターであるアンナラウラさんの授業の通訳を受け持っています。彼女は世界中で150冊以上の出版をしていて、テレビアニメのキャラクターデザインも手掛ける、まあ、要するに売れっ子という感じですが4年も付き合うとずいぶんお互い慣れてきます。
 僕はフリーで仕事をしているのですが、この仕事の間は毎朝地下鉄に乗り、決まった時間に職場へ向かいそれなりに規則正しい生活になります。アンナラウラさんとも売れっ子アーティストとはいえ、家に遊びに行ったりご飯も良く一緒に食べているとだんだん「同僚」みたいな感じになってきます。
「昨日何食べたの?」とか、「今晩はどうするの?」みたいな毎日決まった会話があるのが、ある意味いつも新鮮です。
「昨日はカツ丼作ってね」と僕が言うと、「何それぇぇぇぇ?」というような感じなって、日本食とイタリアンのレシピ情報交換なんかが始まります。たぶんお互いに日常と言うものがはっきり決まっていないので、当たり前のこうゆう時間が新鮮に感じるのではないかと思っています。
 僕と彼女は割に気が合っていろんな話をします。かなりプライベートな話もしますが、僕と彼女の今年のテーマはずばりサンタ・パッィエンツァ(聖なる忍耐『santa pazienza』)。話の波が終わって一段落着くと、どちらからともなくまるで大きなため息のようにこの言葉が発せられます。
 まあ、イタリアの景気は良くないし、当たり前のことですが、誰しもがそれなりの悩みを持っているということですね。はあ。サンタ・パッィエンツァ!
 最後に、彼女の作品。
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こうしてハサミでコラージュをしても自分の「ライン」というものがちゃんと確立されているのがさすがにプロです。湧き出る才能の泉を近くで見ていても、そこから新しい水が出るわけではないので僕もボチボチがんばろう、というのが毎回この仕事をしていて思うことです。

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コメント

  1. かいこうさん より:

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    その感性はどこからあふれでるのだろう… 素晴らしい作品ですね。

  2. tatsu より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    かいこう さん
    まったくですね。
    彼女も最初の頃は売れなくて苦労したこともあるそうです。何事も続けることが大切ですね。

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