新作アートが集結する近代美術館

プラダ財団がミラノに新しい美術館を創設し話題を呼んだのは2015年。壮大な歴史と文化を有するイタリアでは過去に埋没しがちと言われるが、プラダ財団が近代美術館の設立にあたり歴史と近代の融合を目指し、ファッションの本拠地プラダ本社が置かれるミラノを開設の街に選んだのもそうした理由でしょう。

ミラノ市の南西に位置するプラダ財団美術館は1910年代に蒸留所として使われていた建物を改築したもの。

1万9000平方メートルという巨大な敷地は11つに分かれた連結式の建築構造から成り、かつての蒸留所の保存と新しい創造が共存し相互作用するというコンセプトになっている。

オランダ人の建築家レム・コールハースが設計した建物自体もみどころのひとつとなっている。
グローバルに活躍する世界中のモダンアートを展示

この美術館ではイタリア国内に限らず、ヨーロッパ、アメリカなど世界中で活躍するコンテンポラリーアーティストの作品を展示。

常設展に加え「ポディウム」という展示室では数か月ごとに内容が変わり、「シネマ」では映像展示。今後完成する予定である「タワー」という展示室もあり、多種多様な近代アートの表現に合わせた流動的な展示内容。

時期によってはアンディ・ウォーホールやモディリアーニなど有名な作品もある。

映画の中に飛び込んだようなオシャレなカフェも

こちらは 映画監督ウェスアンダーソンがデザインしたバール。イメージのミラノのカフェをフューチャーしたといわれているが、色とりどりの内装はまるで映画の中のよう。
プラダ財団美術館(Fondazione Prada Milano)
| 住所 | Largo Isarco, 2, 20139 Milano, イタリア |
|---|---|
| 電話番号 | +39 0256662612 |
| 休館日 | 火曜日 |
| 営業時間 | 月、水、木 10:00-20:00 金、土、日 10:00-21:00 |
| 入館料 | 12ユーロ |
| 観覧目安 | 1時間 |
| 行き方 | 地下鉄黄色線M3ロディ(Lodi)駅より徒歩10分 |
| 公式サイト | https://www.fondazioneprada.org/visit/visit-milano/ |


