ミラノ・コレクションを覗いてきました
ミラノで行われる世界的に有名なファッションショーのひとつ「ミラノコレクション」。パリコレクション、ニューヨークコレクションと並んで世界3大ファッションショーに挙げられています。
1976年から始まったミラノコレクションは70年代、80年代のファッション革命期においてその存在を不動のものとし、毎年流行の色、そしてデザインなどを披露するファッション界の起爆剤のような役割をしています。
年に春と秋2回開催されるファッションショーは、最先端ファッション発表会として常に注目を浴び続けています。開催される場所はメーカーにもよりますが、ミラノ市内フィエラ(FIERA)が会場になることがほとんどでした。通常このミラノコレクションの週明けにパリコレクションが開催されることになっていて、ファッション界をにぎわす恒例のイベントになっています。
しかしパリコレの場合は町中がファッションウイークということで盛り上がるのに対し、ミラノ市内では今まではあまり大きな変化はありませんでした。というのもミラノコレクションを観覧できるのはデザイナーやプレス関係、カメラマンなど招待客のみであり、一般客は入場できません。それを少しでも解消しようという動きがあり、近年ではミラノコレクションはミラノドゥオーモ前の広場やスフォルツェスコ城などに仮設ステージを設けイベントの認知度も町中に広がりつつあります。またショールームを持っている大きな企業などは独自に会場を設ける場合もあります。今後もこういった動きがあり、ますますミラノコレクションの認知度はあがってゆくでしょう。
日常性を超越し、新しいファッションの可能性を常に模索し続けるデザイナーたちや、時代をリードしてゆくスーパーモデルなど、ミラノコレクションを通し世界に向けて常にモードの街ミラノを発信し続ける一大イベントです。
開催団体の公式サイト | La Camera Nazionale della Moda Italiana https://www.cameramoda.it/ |
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