まずは被害に遭わないように工夫しましょう
まずはこちらの「ミラノの治安と対策について」をしっかりとご参照され、なるべく被害に遭わないようにすることが大切です。順を追って説明していきますが、被害に遭うとせっかくの旅行のテンションが下がってしまうだけなく、貴重なお金や時間も失うことになります。
被害に遭ってしまったら
被害に遭ってしまったらたいていの場合には一時的なパニック状態になってしまうでしょう。しかし二次災害を避けるためにも一度どこか安全なところを見つけて一旦落ち着くことが大切です。起こってしまったことはもうどうしようもないことなので、冷静に対応することが必要です。
1.被害状況の確認(何を紛失し、どんなトラブルなのか)
2.行動を見極める(一度宿泊先に戻るのか、すぐに連絡でき行動できる状況なのかを見極める必要があります)
3.関係各所への連絡、および訪問(知人や助けてくれる人がいる場合には頼ったほうがいいです)
優先的な対応連絡先
被害によって状況が変わってきますが、まずは優先的に対応しなくてはいけないことを挙げておきます。
・パスポートの紛失・盗難(在ミラノ総領事館へ連絡)
・盗難届の申請(ミラノの指定された警察署へ行く必要があります)
・クレジットカードの紛失・盗難(クレジットカード会社への連絡)
・スマートフォンの紛失・盗難(使用してるキャリア会社へ回線の利用を中断)
パスポートの紛失・盗難
パスポートの紛失・盗難の場合には在ミラノ総領事館へ連絡してパスポートの再発行を申請しなくてはいけません。土日祝日などは閉館のため、営業日まで待たなくてはいけませんのでその場合には次のステップへ進むことなります。パスポートの再発行にも「盗難届」が必要になります。
- 在ミラノ総領事館
- 住所:Via Privata Cesare Mangili, 2/4, 20121 Milano MI
- 開館時間:月~金曜日 9:15~12:15 / 13:30~16:30
- Tel:026241141
パスポートの再発行については再度戸籍謄本が必要になります。なので日本にいる親族などに事情を話して住民票を登録している市役所へ戸籍謄本を取りに行ってもらう必要があります。
発行期限内の戸籍謄本のスキャンやコピーなどがあればオリジナルを後日郵送するということで早急に対応してもらえる場合もあるようですが、詳しいことは直接領事館へ問い合わせてください。
在ミラノ総領事館への訪問はコロナの間は予約訪問のみでしたが、現在(2024年2月)は予約がなくても開館時間中は直接訪問できるようです。なるべく早く連絡したほうがいいので、まずはできるようなら電話をしてみたほうが良いでしょう。ガイダンスで日本語対応が選べるようになっています。
どのような状況なのかはそれぞれですが、やはりいざという時には領事館が日本人にとっての一番身近な頼れる場所と言っても過言ではないでしょう。
ミラノでの盗難届の申請
「被害届」はパスポートの再発行に必要なだけではなく、保険の申請や場合によってはいろいろなケースで必要となる大切な書類です。
ミラノには数多くの警察署がありますが、身分証明書などの盗難被害、外国人用の被害届の場合は対応しているところが決められているので上記の画像の警察署へ行く必要があります。在ミラノ総領事館から徒歩で7分ほどで行けます。
- ミラノの被害届提出用の警察署
- 住所:Via Fatebenefratelli, 11, 20121 Milano MI
- 開館時間:24時間体制
まずは入り口の警察官に被害にあったことを告げ、被害届を申請したい旨を伝えます。入って右側に進むと中にコンピューターがあり、そこで事前に個人情報などを打ち込むようになっています。(特に必須でやらなくてはいけないということはないとのことでしたが、ほとんどの人がコンピューターで入力していましたし、その後もそのほうがスムーズです)番号、もしくは名前を呼ばれるまで待たなくてはいけません。
警察署の中は被害に遭った人がかなりの数待っていて、イタリアでは珍しいことですが、幼児連れやお年寄りでも優先的に呼ばれるということはなかったです。ここで被害届の申請をする場合にはほぼ半日がかりというほど時間がかかるイメージなので、事前に飲み物とか軽食を持って行ったほうがいいかもしれません。
またこちらの警察署は電話をして親切に対応してくれるというイメージはありません。何かしら必要があれば基本的に本人が直接出向く必要があります。
クレジットカードおよびスマートフォンの盗難・紛失
クレジットカードも被害に遭った場合には個別に連絡してカード利用を止めてもらう必要があります。各クレジットカード会社によって連絡先が違いますが、日本へコレクトコールで電話できるサービス、イタリア国内から日本語で電話できるオフィスがある会社など対応は様々です。できることなら自分の持っているカード会社の連絡先をどこかに保存しておいて、慌てずに対応できるようにしておくのもひとつの方法です。
スマートフォンも必須アイテムのひとつですが、どんな二次災害に遭うかわからないため一度利用を停止したほうが無難です。こちらも自分が利用しているキャリアの情報をどこかに保存しておいたほうがいいでしょう。
アテンドサービスもご利用ください
やはり現地を知っている人がいるだけで盗難などに遭う可能性はぐっと低くなります。当サイトでは楽しい旅行をサポートするアテンドサービスも行っております。不安を解消するためにもお気軽にお問い合わせください。