新しいライフスタイルを提案する複合施設「テノハミラノ」
複合施設「テノハミラノ」は2018年4月にオープン。東京代官山の「テノハ代官山」の2号店としてイタリアミラノの地に誕生。ミラノの中でも続々と新しいお店がオープンしますます活性化しているナヴィリオ地域に位置することから、多くの地元ミラネーゼも訪れる人気スポットとなっている。
テノハミラノは2500平米という大きな敷地の中に日本の小物や雑貨を取り扱う「SHOP」、バール、レストランを備えた「TASTE」、シェアワーキングスペースの「WORK」、イベント会場となる「DISCOVER」、そして展示スペース「KNOW」に分かれており、近年食・文化というもの広く知られるようになった日本というものに焦点を当て、新しいライフスタイルを提案する複合施設として知られている。
イタリア人にも人気、日本の小物や雑貨「SHOP」
こちらのSHOPでは日本の食器、文房具、食品、衣類に関するまであらゆるものを取り扱っている。ミラノでも日本のものを取り扱うお店は増えてきてはいるが、これほど複合的なお店は今までになく、来館する人のほとんどは地元のイタリア人達だ。中でも日本の文具が使いやすいと好評とのこと。
日本食とイタリアが融合したカフェ、レストラン
「TASTE」ではレストラン、カフェ、そして夕方からはアペリティーボも提供するバーに変貌する。レストランでは主に日本の家庭料理をイメージしたメニューが多く、地元ミラネーゼ以外にも日本人観光客もよく足を運ぶのだそうだ。ランチメニュー14ユーロ~とお手頃なセットを堪能しようとお昼時にはいつも満席の状態。
また食後を締めくくるエスプレッソコーヒーは創業160年ローマの老舗カフェ「ボンドルフィー・ボンカフェ」が提供しており、本場ならではのこだわりコーヒーが堪能できる。また「テノハ・ラーメン」も隣接しており、ビーガンラーメンといったベジタリアン向け独自のメニューもイタリア人には好評とのこと。
シェアワーキングスペース「WORK」
イタリアの都市ミラノということもあり、最近ではこうしたシェアワーキングスペースの利用も活発になっている。やはりミラノの土地柄もあってデザイナーや建築家の利用多いそう。マンスリー契約とのことだが、日割りで使用できるミーティングルームもあり。
新しい歴史が生まれる場所「DISCOVER」
テノハミラノの目玉施設と呼んでも過言ではないのがこちらのイベント会場「DISCOVER」。1100平方メートルという巨大な空間でナイキやカワサキといった世界的な企業がイベントを行っている。2019年のミラノサローネでは世界的に佑目内デザインユニットの「ネンド(nendo)」の展示を行うことになっており、益々注目を集めている。
今後もいろいろな企業とコラボレーションをしてゆく予定とのことで、テノハミラノはミラノで不動の地位を獲得してゆくだろう。