こちらのモランド パレス(Palazzo Morando)美術館はミラノの高級ブランド通りとしても知られるモンテナポレオーネ通りから少し入ったところに位置し、少し見落としがちではありますが入場無料の美術館です。
元々この辺りは昔からミラノの貴族たちが住んでいた地域であり、かつての貴族モランド家からミラノ市に寄贈された宮殿を美術館として開放しています。
ここの大きな特徴はファッション美術館も兼ねていることで衣類品の展示がしてあります。展示内容は時期によって変わるのですが、ミラノのファッションウィークの間にはイベント展示などもされることから土地柄を活かした美術館と言えそうです。
展示内容は絵画がメインであり、ミラノの風景画が多いイメージです。
中には調度品やアクセサリーの展示もあり、ゆっくり観覧しても30分もかからない規模で入場無料なので散歩のついでに昔の貴族の邸宅を訪れるような気分で気楽に観覧できるイメージです。
こうしたフレスコ画が描かれた豪華な部屋もありましたました。
個人的にはミラノのシンボルでもあるガッレリアの中心部天井に描かれた4枚の絵のオリジナル原画が飾ってあったのが印象的でした。いつもは遠くから見る見慣れた絵も近くから見るとまた別の風勢が感じられます。
入り口付近は見落としがちですが、こちらの看板を目印に左に入っていくと入り口が見えてきます。
- Palazzo Morando
- 開館時間:10:00~17:00 月曜日休館
- 入場無料