ミラノ中心地である大聖堂広場に面して旧王宮(palazzo reale)があります。この王宮の歴史は古く中世スフォルツェスコ城を構えたスフォルツァ家やヴィスコンティ家、ハプスブルク家やナポレオンに至るまで、それぞれの時代でミラノを統治していた支配者の宮殿として利用されていました。
戦後に修復され現在ではミラノ市が運営する美術館や地元の人が結婚式を挙げる祭場として利用されています。
この王宮ではさまざまな美術・アートの企画展示が行われ、特に有名な絵画の展示が行われるため美術好きなミラノ市民にとっては次の展示がどんなものになるか非常に楽しみな美術館です。もちろんその年によって内容はまちまちですが印象派時代の展示が多くかつてはゴッホ、モネ、ダリ、ピカソなども行われました。もちろん中心部にあるのでアクセスも非常にわかりやすく簡単です。
現在(2024年3月)まではゴヤの展示をしており、これから6月まではセザンヌ・ルノアール展とジュゼッペ・デ・ニッティス展が開催されます。印象派好きの多い日本の方はこう聞くだけでワクワクするのではないでしょうか。
ミラノの常設美術館もいろいろと魅力的なものがありますが、この王宮の企画展示もぜひ忘れずにチェックしてみてください。
王宮内部の建物も見事で、一部は無料でも観覧できます。企画展に関しての入場料などはその都度変わってくるので展示のチェックなどは以下のウエブ上でチェックするようにしましょう。
- ミラノ旧王宮(Il Palazzo Reale di Milano)
- 開館時間:10:00~19:00 (木曜日 22:30) 月曜休館
- 閉館の30分前には入場無料となります