イタリアエミリアロマーニャ州にあるモデナは古くから自動車産業の街として世界的に知られています。数々のメーカーの自動車博物館がありますが、その中でも特に有名なのがやはりフェラーリ博物館です。モデナにある2つのフェラーリ博物館を紹介します。
エンツォフェラーリ生家博物館
こちらはその名の通りフェラーリの創立者であるエンツォ・フェラーリの生まれ育った家を改装してミュージアムとして運営されています。エンツォ・フェラーリはこの家を売却したお金で車を購入し、フェラーリの伝説が始まった先駆けとして有名です。
建物は美しい流線型の外観をしています。このミュージアムは2012年にオープンしました。中に展示してある車の内容は行くごとに代わっているイメージなので、常設展というよりはその都度内容が変わっているという印象があります。
ミュージアムは主に2つに分かれており、メインの会場はドーム型の内部に新旧のフェラーリが展示してあります。昔はフェラーリ以外の車も展示してありましたが、現在ではフェラーリのみの展示のようです。
こうした美しい旧車が並んでいる姿は車が好きではなくてもうっとりしてしまいそうです。
まさにスーパーカーという印象のフェラーリ達。ここでも実際にフェラーリに乗って記念撮影(有料)ができるコーナーがありました。
ステアリングやシートなど、フェラーリらしい細かいオプションなども展示してあります。
もう一つの建物は実際の生家を改装した作りとなっておりエンツォ・フェラーリの生涯にスポット当てた展示となっています。彼のかつての事務所を再現したような展示がありました。
数々の栄光に満ちた彼の生涯を映した写真もあります。
こちらにもフェラーリ、エンジンなどが展示されています。
またこちらのミュージアムから下のフェラーリ博物館まではシャトルバスも運行しています。
- エンツォ・フェラーリ博物館
- 営業時間:9:30~18:00
- 入場料:大人 27ユーロ
フェラーリ博物館
こちらのフェラーリ博物館はモデナの近郊にあるマラネッロという町に位置します。フェラーリ博物館といえばどちからと言えばこちらのほうが有名というイメージ。
フェラーリ氏はかつてアルファロメオのレーサーとして活躍していたらしいですが、独立して独自の会社を立ち上げたとのことです。
これは博物館入口にある初代のフェラーリ。ミラノ近郊にある営業しているのかわからないぐらいのアルファロメオ博物館と比べると大型観光バスなどもたくさん来ていてずいぶんと繁盛しているようでした。
こうした古い車にはその当時の独特の美しいフォルムがあります。
もちろんこうしたF1の展示などもあり、
フェラーリファンの聖地といわれる工場の説明や、会社の歴史、歴代レーサーの受賞したトロフィー、ヘルメットなども展示されていました。
やっぱりフェラーリというと赤のイメージが強いですね。博物館にはフェラーリグッズが購入できるショップもあります。
歴代のエンジン、そして車種などが並びます。
この一帯に行くとフェラーリが独特の音を響かせてビュンビュン走っていましたが、まだ出荷前のテストドライブもかねてなのかおそろしい数のフェラーリを見かけました。フェラーリオーナーでないと工場への見学はできませんが近くにはグッズショップ、フェラーリレストランなどもありました。
こちらの写真にあるのは博物館近くにある憧れのフェラーリを運転できるというサービス。10分50ユーロ~ということですが、車種によって値段も変わるとか。
営業時間 11月/ 3月9.30 – 18.00
4月/ 10月9:30〜19:00
入場料:27ユーロ
また当サイトではミラノから車を利用したの郊外ツアーでもご案内可能です。上記以外にもスタンゲリーニ博物館なども組み合わせ可能です。
気になる方は以下フォーム、もしくはメールにてお気軽にお問合せください。