ミラノで数あるレストランの中でもNo1とさえ評する人もいるほど「Il Luogo di Aimo e Nadia」は上質なラグジュアリー空間を堪能できます。こちらのメニューは~料金別に分かれた3種類( 140ユーロ~、190ユーロ~、220ユーロ~ )すべてコース料理。1962年創業、トスカーナ出身のアイモさんとナディアさん「Aimo Nadia」の夫婦が運営する2つ星のミシェランレストランです。
こちらは190ユーロのコースの内容。季節によってメニューも変わってきます。最初はアンティパストのフィンガーフードが3種類ほど並び、その後に上記の料理が一皿ずつサービスされました。繊細な味付けに、きなこやわさびといった和の風味も取り入れているのが特徴的。正直なところちょっと?な、感じの食材もありましたがミシェランレストランではよくありますよね(笑)
特別な一日を演出する空間
私はこちら奥の席にて食事をしましたが、こちらでは料理教室も行われているとのこと。広々として、長年夫婦が愛用してる家具などがさりげなく置いてありました。
サービスも細やかでさすがに気配りが行き届いていますが、食事にはある程度の時間がかかるため余裕をもって訪れることをお勧めします。もちろん料金も高いのですが、ミラノ観光に訪れた際、 記念になる特別な食事になりそうです。
こちらでは常に旬の素材を活かしたメニューが組まれているとのこと、アスパラが出てきましたがこうしてフレンチのようにソースが添えられています。ミシェラン系のレストランはフュージョンタイプの調理法が多いです。
テーブルには自家製のパンが並んでいましたが、別途途中でこのパンがでてきました。このパンは焼き立てなんでしょうけど、個人的にはこのパンが一番美味しかったと言っても過言ではないほど美味しかったです。何かきっと特別な秘密が隠されているに間違いありません。
イタリアンの奥深さを追求
こちらはタコ。イタリアンというとわりと日本食に近いところもあり、素材の良さを活かしてオリーブオイルというのが定番です。そんなオーソドックスなイタリアンも良いのですが、こうした新しい色と匂いが一緒になり新しい可能性を体感するのも楽しめます。
こちらは「玉ねぎ」のスパゲッティ。メニューには別のパスタが載っていたのですが、ここの看板パスタはこの「玉ねぎ」のパスタだと聞いていたのでこちらに変更してもらいました。このシンプルでありながら奥深い味わいはこのお店でしかできないとも言われています。
こちらのラヴィオリもこのお店の定番。ラヴィオリというイタリアではよくある素材をちょっとだけ賞味できるのも逆に贅沢な気分に浸らせてくれます。
メインは子牛でした。この後にチーズとデザートが続き、さすがにお腹いっぱいに。総評として一貫して前衛的ではあるものの、基本はイタリアンでありミラノの他の高級店と比べても満足度は高いと思いました。ただミラノの少し郊外にあるため、予約をされてアクセスにも余裕を持って訪れるのがお勧めです。
またこちらのお店はミラノ中央駅近くにビストロ姉妹店もあります。
イル ルオゴ ディ アイモ エ ナディア 「Il Luogo di Aimo e Nadia」
- 住所: Via Privata Raimondo Montecuccoli, 6, 20147 Milano MI
- Tel: 02 416886
- 営業時間:12:30-14:00 19:30-22:30 土曜昼、日曜日休み
- HP: https://aimoenadia.com/en/