アルバの白トリュフ祭り

毎年秋になると世界中から白トリュフと高級ワインを味わいに訪れるイタリアの街アルバ。トリュフで有名なその魅力と白トリュフ祭を詳しくご案内。

目次

• 白トリュフで有名なアルバとは
• 世界に誇るアルバ産の白トリュフ
• アルバの白トリュフ祭
• ミラノ発の日帰りツアーでご案内致します

白トリュフで有名なアルバとは

世界三大珍味のひとつとして挙げられるトリュフ。中でも白トリュフは白いダイヤモンドと称されるほど希少性が高く高価なトリュフです。白トリュフの生産地としてイタリア国内のみならず世界的にも有名なアルバは北イタリアピエモンテ州のクーネオ県（ Cuneo ）ランゲ（Langhe)地域に位置しています。

ランゲ地域を二分するようのタナロ川という川が流れており、川の南側がバローロやバルバレスコと呼ばれる赤ワインを主に生産しており、北側はロエロ地域と呼ばれ白ワインも生産しています。この辺りはイタリアを代表する高級ワイン産地でもあり、ランゲ地域はブドウ畑の素晴らしい景観を認められ2014年に世界遺産に登録されています。ワイン産地として有名ですがそのほとんどが農村地域でもあり、アルバの街はランゲ地域では主要な街のひとつとして機能しています。アルバへはトリノからローカル線（１時間18分）、アスティからバス（約１時間）など交通機関でアクセスが可能です。

世界に誇るアルバ産の白トリュフ

黒トリュフよりも香り高く希少価値の高い白トリュフは毎年１０月に摂取が解禁となり、１２月中旬ぐらいまでが一般的にシーズンとされています。世界でも限られた地域しか採取できない白トリュフは樫の木、ヘーゼルナッツの木などの近くで採取できるとされており、アルバ産の白トリュフは世界一とも称されるほど。トリノにはジャンドゥーヤと呼ばれるヘーゼルナッツを使用した有名なチョコレートがありますが、この地域では至るところにヘーゼルナッツの木が植えてあるのも地域的な特徴と言えるでしょう。

白トリュフは人工栽培が難しく、公認のトリュフハンターがトリュフ犬と呼ばれる犬と一緒に採取するため、その価値は黒トリュフの数倍となります。白トリュフは約10日ほどしか日持ちせず日に日に香りが低下するためやはり現地で味わうのが一番とされ世界中から美食を求めてアルバの街へ集まります。

トリュフは卵料理と相性が良いとされていて、ピエモンテ州の地域パスタである卵を練りこんだタヤリン（tajarin）というパスタと合わせて食するのが一般的。他にも地方料理の牛の生肉タルタルと合わせたり、目玉焼きと合わせたりとレストランによって白トリュフのメニューも取り揃えが違います。一般的にランゲ地域のレストランでは秋に訪れると白トリュフのメニューはありますが、シーズン前後にはレストランに確認してから訪れたほうがよいでしょう。

こちらの地方はイタリア国内でも随一と呼べるほどレストランの質が高いことでも有名です。せっかくなので地元の美味しい郷土料理と合わせて白トリュフをさらに楽しみましょう。お勧めのレストランも紹介していますのでご参照ください。

• 絶景バローロ畑が見渡せるトラディショナルレストラン「Locanda in Cannubi 」
• バローロの絶景レストラン「bovio」
• バローロ近辺のおすすめレストラン「Trattoria della Posta」

アルバの白トリュフ祭（Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d’Alba）

トリュフの街アルバを世界的に有名にしているイベントがこちらの白トリュフ祭（Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d’Alba）です。毎年期間は変わりますが主に白トリュフのシーズンである１０月上旬～１２月上旬ごろに開催されています。

この期間アルバ近辺では白トリュフ祭にちなんでいろいろなイベントが開催されていますが、メインとなる白トリュフ会場は土日祝日のみオープンなので気を付けてください。ただこの時期の間トリュフやその関連の食材などは街中のお店でも販売しているので平日に訪れてもトリュフの香りやその雰囲気などは味わうことができます。

2023年で第93回目を迎える白トリュフ祭会場への入場料は５ユーロ。さすがに世界中から人が訪れるだけあって多くの人で賑わっています。会場に近づくにつれトリュフの独特の匂いに刺激されます。会場内は展示会のような雰囲気でトリュフの直販はもちろんのこと、トリュフ関連の食材やワイン、その他食の祭典というような雰囲気になっています。

トリュフハンターが採取したトリュフが直販で販売しており、ケースに入ったトリュフをその場で購入可能です。もしトリュフを購入するつもりなら密閉容器などを持参したほうがよいでしょう。

会場内では簡単なトリュフ料理やワインテイスティングなどが堪能できます。イメージとしてはあまり本格的な料理とう感じではなく、白トリュフをゆっくり堪能するのはやはりどこかレストランでという感じがします。白トリュフ祭りの公式ホームページからより詳しいことが調べられますのでご参考ください。

ミラノ発の日帰りツアーでご案内致します

アルバの白トリュフ祭訪問、その他ワイナリー訪問と組み合わせも可能なミラノ発のツアーをご案内しております。ミラノの滞在先から車でのご案内、ミラノの滞在先ホテルへ戻る日本語個人ツアーになります（別都市解散などアレンジ可）。ご希望の場合お勧めレストランも手配します。ご希望などございましたら以下よりお問い合わせください。

ツアー料金例

上記は白トリュフ祭訪問ツアーの料金となります。ワイナリツアーと組み合わせも可能です。上記以上の人数（４～８）名様は要相談となります。詳しいことは以下フォーム、もしくはメールにてお気軽にお問合せください。