モンツァの宝「王冠」の観覧方法と大聖堂

モンツァ大聖堂と美術館

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大聖堂の起源は6世紀にランゴバルド女王の命により建築されたことが発端ですが、現在のゴシック様式の元を作ったのは14世紀にMatteo da Campioneによって設計されました。その後1606年に80メートルの高さを持つ鐘楼が建築され、17~18世紀には正面のバラ窓などバロック様式の手が加わり現在に至っています。

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この荘厳な大聖堂も一見の価値がありますが、こちらではモンツァの宝とも言える「王冠」を観覧することができます。王冠は大聖堂内部左手展示室に安置されていて、観覧するには大聖堂に隣接している美術館にいってチケットを購入しなくてはいけません。展示室の観覧時間は20分ほどと決まっていて、必ずガイド同行(イタリア語、英語)で観覧することになります。

この王冠の基盤素材は金と銀が80%、直径は15センチで重さは535gとされています。その周りには24種バラ細工とさまざまな宝石がちりばめてあり、圧巻の一言ことです。

この王冠は6世紀にこの地を治めていたテオドリンダ女王が所有していたのが記録されているもっとも古い歴史ですが、その後この王冠は歴代の王たちに継承され続け、イタリア国王のみならず、ナポレオンがミラノでの戴冠式の際にも使用されたとされています。

この王冠の内側を支える鉄はキリストを十字架に打ちつけた3本の釘を加工して作られたとされており、そうゆう伝説が数々の王を魅了してきたのかもしれません。ちなみに3本の釘のうちもう一つはミラノ大聖堂、あとのひとつはローマにあるとされています。9月の第3日曜日は「釘の日」ということで、ミラノとモンツァ両方でこの釘のために毎年セレモニーが行われます。また王冠の展示室は見事なフレスコ画が描かれており、テオドリンダ女王の生涯を表しています。観覧に関して通常受付に行けばその日の観覧はできるイメージですが、できれば予約をされて訪れたほうが確実です。

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隣接してある美術館には5世紀ごろからあるイタリア各地のさまざまな宝石や遺品が展示してあります。黄金の十字架もこの美術館の目玉のひとつでもあり、エルサレムからの巡礼者が聖水を運ぶために首からぶら下げていた小さな壺が伝わっていますが、世界中に30しかないというこのコレクションの16個がこの美術館に収められているのも興味深い展示物の一つです。
他には普段は高いところにあってなかなか近くで見ることのできない大聖堂にあるバラ窓のステンドグラスを近くで観覧できるというのも面白いです。大聖堂に実際に取り付けられているのは美術館のコピーでありこちらにあるのがオリジナルということです。このステンドグラスはガラスに色を塗ったものではなく、実際に色をガラスに溶かして作ってあるため美しい微妙な色彩をじっくりと観覧することができます。

モンツァ大聖堂・ 大聖堂美術館

モンツァ大聖堂
住所Piazza Duomo 4 Monza
営業時間8:00-12:00 15:00-18:00 (月~土)
8:00-13:00 15:00-19:00 (日)
大聖堂美術館
営業時間9:00-13:00 14:00-18:00 月曜休み
予約先電話番号+39 039326383
料金美術館 8ユーロ
王冠観覧 8ユーロ

美術館+王冠 14ユーロ

注意事項※大聖堂内部、王冠とも撮影不可
サイトhttps://www.museoduomomonza.it/

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