ミラノ市内の交通規制「Area C」について

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 このArea Cというのはミラノ市内のさらに中心部付近を一体のエリアとしてArea Cと呼び、このゾーンに入るのには通行料を支払わなくてはいけないというものです。早朝や夜間、週末は規制がないのですが、平日の日中は中心地へゆくには有料という制度です。

現在ディーゼル車の通行がかなり厳しくなり、ユーロ5以上の車でないと通行ができなくなりました。現在販売しはじめたディーゼル車の中にはユーロ6に相当するものもあるのですが、ユーロ5の規定が定着したのが2011年。それ以前のユーロ4以下は通行が禁止ということになりました。
 イタリアではガソリンの値段が高く1リットルあたり280円~300円程度(1ユーロ=160計算)。車体価格は高くても燃費が良く単価も安いディーゼル(260円ほど)の普及率は50%ほどと言われています。電気自動車やハイブリッド車にはArea C規制はありませんが、イタリアではタクシーを除くと一般的にはまだまだ普及していません。
 ミラノ市としては市内のスモッグの軽減、渋滞緩和という理由を挙げています。しかしこの制度を導入して3年間市のスモッグは以前とほぼ変わりなく、それにエリア外の渋滞がさらにひどくなることから、ほとんど効果がないとも言われていますが、この制度が市の財源になっているのも事実のようです。

Area Cのことは慣れないと複雑です。一般的な乗用車であれば通行料金は7,5ユーロとなっていますが、どこからがエリアに相当するのかわからないといけないですし、車種などによっても支払い金額が違います。

支払いに関してはオンラン、もしくはキオスクなどでカードを購入し連絡する、ETCのように自動で支払いできるシステムもあります。


 

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