近代都市ミラノを象徴するプロジェクト
ミラノのポルタ・ヌオーヴァ (Porta Nuova)地域は2005年から都市再開発が始まり、ポルタ・ヌオーヴァ・プロジェクトと呼ばれて現在では近代都市ミラノを象徴するビジネス地域の一画として知られています。ミラノのガリバルディ駅からレプッブリカ広場、近年目まぐるしい変化を見せて新しいレストランなどが続々とオープンしているイゾラ地域(Isola)などがプロジェクトの一帯となっています。
中心に聳え新しいミラノのシンボルになったのがユニクレジットタワー(unicredit tower)。アルゼンチンの建築家セザールペリ(César Pelli)によって設計されたこのタワーの高さは231メートルで現存するイタリアの建物では最も高い建物になっています。
ユニクレジットタワーの下はガエ・アウレンティ広場(Piazza Gae Aulenti)と呼ばれ、噴水や夜のライトアップなどが近代的な雰囲気を醸し出す場所となっています。地上階はオープンカフェや店舗となっており、ショッピングエリアとしても機能しています。
この広場ではイベントや展示なども季節に合わせて行われています。ブティック通りとして有名なコルソコモも隣接していることからイタリアでは逆に珍しい近代的な雰囲気を感じてみるのも良いかもしれません。
建築界に偉業を残した垂直の森「Bosco Verticale」
この地域のもうひとつのシンボルとなっているのが「垂直の森」(Bosco Verticale)と題されたこちらの建物。ステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)率いるスタジオボエリが設計した2棟の複合施設で2000種類以上の木々が建物のファザードに植えられているが特徴です。
近代的な都市構造とサスティナブルをモチーフにしたこの建物は建築界のさまざまな賞を受賞し話題を呼びました。
旅行者には利用しやすい地元スーパーマーケットとフードコート
ガエ・アウレンティ広場には地下もあり、ここには地元の人もよく利用するスーパーマーケットのエッセルンガ(ESSELUNGA)があります。ミラノ中心地には小型のスーパーやマーケットなどはありますが、あまり品数も多くなく簡易的なイメージです。ここなら地下鉄を利用すればアクセスも簡単ですし、市内でもかなり大きめなスーパーマーケットなので品数もかなり豊富なほうです。ちょっとした日用品からお土産探しにいろいろと活用できそうですね。
スーパーマーケット(ESSELUNGA)営業時間:7:30~21:00
スーパーの前はフードコートになっており、簡単な休憩や軽食をする場所にも利用できます。学生さん達が勉強していたり、話し込んでいる姿も見かけますのである程度長居しても心配なさそうな雰囲気です。