ミラノ観光のおすすめ穴場スポット6選を現地コーディネーターが紹介

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ミラノ大聖堂

今回はミラノ観光であまり有名ではないけれど見ごたえたっぷりの穴場スポットをご紹介。

ミラノ観光のおすすめ1日モデルコースで紹介した以外のスポットを紹介していますので、こちらと合わせてミラノ観光の参考にご利用ください。

目次

都会の喧騒に隠れた有名なだまし絵教会

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ミラノドゥオーモ広場からヴィア・トリノ(via torino)というショッピング街として有名な通りがあります。比較的若者向けのお店が並ぶこの界隈はいつも人混みでごちゃごちゃしていますが、その中に知らないとほとんど気がつかない小さな教会があります。
ミラノ大聖堂広場から程なくトリノ通り(Via torino)が始まって100メートルほどにあるこの教会は別名「だまし絵教会」として知られています。小さな目立たない教会で建設は1476-1482年ごろとされています。

ルネッサンスを代表する建築家「ブラマンテ」の教会

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この教会はルネッサンス期を代表するイタリアの建築家ドナト・ブラマンテの代表作品。彼は「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会の建設に携わり、ローマのサン・ピエトロ大聖堂の建築主任としても知られ、さらにダヴィンチとも友人であったといわれるほど有名な人物。

この教会に入って聖堂を見る限りは何も変哲のない普通の教会に思えますが、実はこの聖堂は壁に描かれたもので何メートルも奥行きがあるように見えるのですが、実は97cmしかありません。横からみるとほとんど壁のように見えるこの聖堂は優れた建築の現代の基盤であるとさえ言われています。

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だまし絵教会 (Santa Maria presso san satiro)

住所Via Torino 20123 Milano – Italy
開館時間月~金 7:30-11:30 15:30-18:00
土曜日 15:30-19:00
日曜日 10:00-12:00 15:30-19:00

子供も大人も楽しめるダ・ヴィンチ科学技術博物館

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地下鉄緑線(Linea 2)のサンタン・ブロージョ駅(Sant` Ambrogio)から徒歩5分。教会前の大きな広場に隣接してあるのがこの「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」。この博物館は科学的思考の発達と工業技術の発展を紹介するために1953年に開館。11世紀から16世紀に修道院として使われていた建物を現在博物館として利用しており、そこの2階展示室にレオナルド・ダ・ヴィンチの発明した器具のデザインとモデルなど多くの作品が展示してあります。

ダヴィンチ発明品の数々

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イタリアが生んだ世紀の天才レオナルドダヴィンチ。世界遺産に登録されている「最後の晩餐」は彼が約18年をミラノで過ごした時に制作されたものであり、その生涯と作品はまだ世界中の多くの研究者を悩ませています。

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昔全日空のシンボルマークとして使用されたフライングマシーン

ダヴィンチは偉大な画家としてだけではなく建築家、工学技士、あらゆる分野に長けていたことが知られているが、生前に人体解剖図、土木工事機器、軍事用武器、機織り機や飛行機器などのアイデアをデッサンとして後世に残していました。

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ダヴィンチの書き残したデッサンなども展示

この博物館ではそのデッサンを元にしたまるで芸術品のような模型を展示。多方面の研究に取り組んだルネッサンス期の天才の秘密を垣間見ることができる世界でも珍しい国立の博物館となっています。

北イタリアを象徴する膨大な展示物、イタリア科学の発展を体感

この博物館は敷地が5万平方メートル、展示物も16000点を超え、クラシックカーや時計、中世の地球儀や天体望遠鏡、月の石がある天体部門、電気の発明から電波の仕組みを説明した科学技術部門などカテゴリーごとに分かれています。

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この博物館は敷地が5万平方メートル、展示物も16000点を超え、クラシックカーや時計、中世の地球儀や天体望遠鏡、月の石がある天体部門、電気の発明から電波の仕組みを説明した科学技術部門などカテゴリーごとに分かれています。

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20世紀初頭のSL、古い電車などもあります。

展示機械がパネルや機器などでわかりやすく表示されているため科学技術の発達を体感でき、機械好きの大人はもちろんのこと言葉がわからない子供連れにも楽しめるようになっている。蒸気機関車、戦闘機、潜水艦など他では目にできない巨大な展示物は更なる科学への興味をもたらしてくれるに違いありません。

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本物の潜水艦も展示。大迫力です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館
(Museo Nazionale della Scienza e della Tecnica Leonardo da Vinci)

    • 住所:VIA S.Vittore,21 – 20123 Milano
    • 営業時間:9:30~18:30(17:00火・水曜日) 月曜休館
    • 入場料:10ユーロ
    • HP

    ロンバルディア州のセスティーナ礼拝堂「サン・マウリッツィオ教会」

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    サン・マウリッツィオ教会 入り口

    今回はミラノ「サン・マウリッツィオ教会」の紹介です。
    この教会の建設が始まったのは1503年とされていますが、この教会は別名ロンバルディア州のセスティーナ礼拝堂と呼ばれるほど有名な教会でもあります。

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    サン・マウリッツィオ教会 内部

    この教会の大きな特徴としてほとんどすべての壁にフレスコ画が描かれています。

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    フレスコ画は数多くの画家の合作となるロンバルディア・ルネッサンスの総体性と呼んでもいいほどです。

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    有名な画家の作品も多くあり、ルネッサンスを代表するベルナルディーノ・ルイーニ(Bernardino Luini)やヴィンツェンツォ・フォッパ(Vincenzo Foppa)などの作品もあります。

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    こちらは1554年製造のパイプオルガン。一件の価値ありです。この教会に併設して「考古学博物館」もあります。

    ・サン・マウリッツィオ教会(San Maurizio al Monastero Maggiore)
    住所:Corso Magenta 13
    時間:火曜日~土曜日 9:30-17:30 入場無料

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    ミラノイチオシの大作が鑑賞できるアンブロジア―ナ絵画館

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    アンブロジア―ナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)ラファエロのアテネの学童

    ミラノ大聖堂広場から徒歩2~3分の距離にあるアンブロシア―ナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)はミラノの美術館の中でも選りすぐりの大作が鑑賞できるおすすめの絵画館(美術館)です。ミラノ在住の筆者もミラノの中でもイチオシの美術館なので、ミラノでどこか美術館に行きたいと興味のある方にはおすすめの美術館となっています。

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    アンブロジア―ナ絵画館 カラヴァッジョ作「果物篭」

    この美術館の主なコレクションはルネッサンス期のものであり、レオナルドダヴィンチ、ラファエロサンティ、カラヴァッジョ、ボッティチェリ、ティツィアーノなどイタリアルネッサンス黄金期を代表する大作が展示されています。これだけ見事なコレクションはまさにミラノ随一と言っても過言ではないでしょう。

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    レオナルドダヴィンチ作「音楽家の肖像」

    レオナルドの間にはレオナルドダヴィンチ作の「音楽家の肖像」が展示されています。レオナルドダヴィンチ作とされる作品は生涯10数点しか存在せず、その中の貴重な一枚を鑑賞できるのが大きな目玉となっています。(こちらをレオナルドダヴィンチ作と認定しておらず、正式な作品として挙げられないという諸説もあります)

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    アンブロジア―ナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)図書館

    出口付近にはかつての図書館部分が展示室として使用され、まるで映画の中に飛び込んだような臨場感を感じさせます。レオナルドダヴィンチは生前よくメモを取っていたということで有名で、レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿と呼ばれて現在でも研究対象とされており、ここではオリジナルの手稿10数点を鑑賞することができます。

    アンブロジア―ナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)

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    アンブロジア―ナ絵画館 入り口
    • 住所:Piazza Pio XI, 2, 20123 Milano MI
    • 営業時間:10:00~18:00 (水曜日閉館)
    • 入場料:15ユーロ
    • HP
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    ミラノの骸骨寺サン・ベルナルディーノ礼拝堂

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    ミラノ中心地近くにある教会。一見なんてこともなさそうな普通の教会ですが、この教会には地元の人さえあまり知らない特別な礼拝堂があります。宗教観の違う日本人にとってはとても信じられない場所ですが、あるいは人生の価値観をひっくり返してくれる教会かもしれません。もしかしたら違う意味でミラノ大聖堂よりも印象深い教会と言えるかもしれません。

    教会の創立

    この教会の創立は8世紀にまでさかのぼります。隣にある教会もそうですが、病院にてなくなった人びとの霊を安置する目的としてこの教会は設立されました。度重なる老築のため1679年に修正を施された後、現在に至っています。ミラノ大聖堂から歩いて5分ぐらいの距離にありますが、地元の人々でさえこの教会にとても特殊な礼拝堂があることはあまり知られていないようです。この礼拝堂にショックを受けたあるポルトガル人は同じような礼拝堂をリスボンに作ったと言われています。

    特別な礼拝堂

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    この教会に入るとまず正面に大きな聖堂があります。右側の祭壇にはコロンブスの親類にあたる聖者が安置されているとのこと。しかしこの教会が特別なのは入口右側にある礼拝堂です。礼拝堂へ通じる扉を潜った瞬間にまるで気温が何度か下がるような、空気が入れ替わるような寒気を感じます。その通路を進んでゆくと、その奥に特別な礼拝堂が待っています。

    この礼拝堂の壁一面は2000個以上の人間の頭がい骨を使ってデザインされています。大きな十字架が形づくられ、中心にはマリア像が死に囲まれるようにして祈りを捧げています。天井にはまるで生と死を暗示するかのように美しい天上の絵が描かれ、訪れる人に人生の両極を訴えかけるかのようです。使われている頭がい骨は戦時中に野戦病院で亡くなった人たちのものらしいです。ということはイタリア人以外の人もいるに違いないでしょう。子供のものと思われる小さな頭がい骨もあり、その空洞の奥から我々に生きることの意味を問いかけるようでもあります。

    サン・ベルナルディーノ礼拝堂 (Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano)

    住所Verziere, 2 – 20123 Milano – Italy
    行き方ミラノのドゥオーモから歩いて10分ほど。Piazza Santo Stefanoの近く
    休館日日曜日
    開館時間月曜日~金曜日 7:30-12:30 / 13:00-18:00
    土曜日 7:30-12:30
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    中心地の近代美術館ガッレリア・デイタリア(GALLERIE D’ITALIA)

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     ミラノの中心地スカラ座広場。毎日多くの観光客がカメラのシャッターを切り、地元ミラネーゼ達が通り過ぎるミラノを象徴する広場の一つ。そんな広場に2011年末にオープンした近代美術館があります。その名はガレリアデイタリア(GALLERIE D’ITALIA)。初めてスカラ座広場を訪れたときはまるでこちらがスカラ座かと思うほど荘厳な建築物。こちらの建物は1800年代後半から1900年代初期にイタリア銀行として建築されたもの。現在では地元銀行インテッササンパウロ財団が運営する美術館として生まれ変わっています。

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    美術館の内部はかつての銀行の雰囲気を残したとても優雅な作り。ミラノの美術館はルネッサンス期の作品のものが多いが、一方このガッレリア・デイタリアは主に1800年代後半から1900年代前半の絵画を中心にした近代美術館。展示してある作品は主にミラノの銀行や個人蔵であったものが多く、今までは世に出ることがなかった作品も展示されています。

    イタリアの近代絵画の魅力を存分に堪能

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    美術館内は22の部屋に仕切られ、日本人が好きなフランスの印象派画家達の作品などに影響され独自の魅力を放つ印象派、象徴主義的な作品が多くある。印象派時代の作品が好きな方には特にお勧めの美術館。

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    ANDREA TAVERNIER
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    LEONARDO BAZZARO
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    Lucio Fontana

    ガッレリア・デイタリア (GALLERIE D`ITALIA)

    住所Piazza della Scala, 6 – 20121, Milano, イタリア
    電話番号+39 02 724341
    休館日毎週月曜 12月24,25,31日、1月1日、5月1日
    開館時間火曜~日曜 9:30-19:30
    木曜 22:30まで (入場は閉館1時間前まで)
    入館料入場料10ユーロ
    (*)2015年11月に料金改定されました
    所用時間約一時間
    サイトhttps://www.gallerieditalia.com/
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    ミラノ発日帰りバローロワイナリーツアー

    ミラノ発日帰りピエモンテ州バローロワイナリーツアー。ご希望の訪問ワイナリーもリクエスト可能です。世界遺産に登録されているイタリアの高級ワイン産地のバローロ、バルバレスコを巡る満足度の高いツアーです。委細は以下ページをご参照ください。


    バローロワイナリーツアー

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