ミラノ観光なんて一日あれば十分?確かにそうゆう方もいるでしょう。しかし北イタリアの魅力はその歴史と文化がちりばめられたそのミラノ郊外にあると言っても過言ではありません。魅力的な日帰り可能な郊外のスポットにぜひ足を延ばしてみましょう。
目次
- 一押しの北イタリア1美しい街世界遺産「ベルガモ」
- やはり有名どころは外せない定番の「コモ湖」
- 湖上の宮殿を堪能「マジョーレ湖」
- 世界5大修道院のひとつ田園に聳える「パヴィア修道院」
- 伝説の王冠が観覧できる気軽にゆける「モンツァ」
- 他ミラノ郊外の魅力的なスポット
一押しの北イタリア1美しい街世界遺産「ベルガモ」
2次大戦に被害に遭ったミラノとは違い、ベルガモは豊かな文化と歴史をそのままに残し、まさに映画に出てきそうな しっとりとしたイタリア中世の雰囲気を感じさせる街として知られています。 都会のミラノを離れ歴史ある建造物に包まれたいならベルガモがお勧め。
北イタリアで一番美しい街と言われる「ベルガモ(BERGAMO)」。ロンバルディア平原と呼ばれる平らな大地が続くロンバルディア州で、丘の上に聳え立つ城壁都市はそのように称されます。2次大戦の際に街の大半が被害に遭ったミラノとは違い、ベルガモは豊かな文化と歴史をそのままに残し、まさに映画に出てきそうな しっとりとしたイタリア中世の雰囲気を感じさせる街として知られています。
ベルガモは中世ミラノとヴェネツィアという強国の間の拠点という位置で発達しました。郵便や金融が発達し、小さい街ながらも豊かな文化を育みました。街を取り囲むベネチア時代の城壁は2017年に世界遺産に登録されました。 ミラノからは電車で1時間弱ですが、都会とは全く異なる魅力を持った美しい街です。さらに詳しいことはこちらから。
やはり有名どころは外せない定番の「コモ湖」
ミラノの北部、スイスの国境に近い位置にイタリアが世界に誇る避暑地の「コモ湖」(Lago di Como)があります。コモ湖の避暑地としての歴史はローマ時代に遡り、全長43キロ、漢字の「人」のような形をしている巨大な湖は世界中から多くの人が集まる憧れの地。コモ湖の長い歴史の中では多くの著名な人々もその足跡を残し、その美しい景観は現在でも映画やCM撮影などにも頻繁に使われるスポットとして知られています。 湖畔沿いにはゴンドラ乗り場があります。せっかくなので絶景を見るために昇ってみるのもよいでしょう。
高級ヴィラが立ち並び、近年ハリウッドスターたちもこぞって別荘を所有するまるでブランド化しているコモ湖です。コモ湖が誇る高級ホテルや映画撮影で使用され人気を呼んでいるヴィラなど魅力的なスポットが点在しています。のんびりとした休暇を楽しむには格好のスポットと言えそうです。さらに詳しいことはこちらから。
湖上の宮殿を堪能「マジョーレ湖」
ミラノ北部は湖水地域と呼ばれコモ湖などが有名ですが、次いで名前が挙がるのがこのマッジョーレ湖と言えるでしょう。個人的にはコモ湖よりはこちらのほうが見ごたえがあってお勧めです。ここにはまるで湖にうかぶ宮殿のように美しい島「イゾラ・ベッラ (Isora Bella) 」があります。 この島は直訳すると「美しい島」と呼ぶことができますが、この島全体が宮殿と庭になっています。イゾラ・ベッラは長さ320m幅400mとそれほど大きくはありませんが、その美しさや豪華さはまさに湖に浮かぶベルサイユ宮殿と言っても過言ではありません。
豪華絢爛の宮殿にとても手入れが行き届いた庭園は季節ごとの満開の花々が迎えてくれます。中世イタリアの繁栄を身をもって体感するには素晴らしい場所と呼べるでしょう。ただ冬季はお休みなのでご注意ください。さらに詳しいことはこちらから。
世界5大修道院のひとつ田園に聳える「パヴィア修道院」
ミラノの南にある パヴィア修道院は建造物としての芸術的美しさ、歴史的価値、そして厳粛な戒律を守り続ける修道士たちによって世界5大修道院のひとつとして知られています。 中世時代にミラノを統治していたヴィスコンティ家とスフォルツェスコ家の菩提院を目的とし、ヴィスコンティ家の公園と、パヴィア城の一部であった土地に修道院が建築され始めたのは1396年。
ロンバルディア・ゴシック建築を代表する作品として名高く知られています。 教会内部には500年にわたる静寂と祈りが結晶化されたような独特の匂いを感じることができ、その神秘的な空気はまるで時間が止まったかのような雰囲気。14世紀から建築が始まったこの修道院、少しずつ修道士たちが手直しを繰り返し最終的に完成したのは18世紀になってからという。 さらに詳しいことはこちらから
伝説の王冠が観覧できる気軽にゆける「モンツァ」
ミラノから北東に15キロほど、ミラノの郊外に位置する場所にも関わらず一つの市として成り立っている街「モンツァ」があります。 モンツァの街はそれほど大きくなく、中心地は歩いて回れるぐらいのこじんまりした街です。
モンツァに伝わる伝説の王冠は6世紀にこの地を治めていたテオドリンダ女王が所有していたのが記録されているもっとも古い歴史です。この王冠の内側を支える鉄はキリストを十字架に打ちつけた3本の釘を加工して作られたとされています。フレスコ画に囲まれた大聖堂内の特別室でこの王冠を観覧することが可能です。さらに詳しいことはこちら
その他ミラノ郊外スポット
ミラノ北の郊外アレーゼという街にある「アルファロメオ博物館」。アルファロメオ社の本社に併設されたミュージアムです。年代物やコンセプトカーまで数々の名車を展示しています。さらに詳しいことはこちらから。
ミラノの東の郊外にあるイタリアの有名画家カラヴァッジョの生まれ故郷。この村には中世聖母マリアが出現し、その場所に癒しの湧き水が出ています。聖なる湧き水を汲みに多くの人が訪れる癒しスポットです。さらに詳しいことはこちらから。
ミラノの北部コモ湖沿いの山間部にギサッロ教会(Santuario del Ghisallo標高754m)と呼ばれる特殊なサイクリストのための教会があります。北イタリアは有名な自転車メーカーが多くありロードレースなども頻繁に行われています。さらに詳しいことはこちらから。
世界遺産にも登録されている「クレスピ村」はミラノの北東郊外にあります。 創立者クリストファロ・クレスピの提案により労働者のための理想郷という環境のもとに建築され、綿織物工場を中心とした産業を営んでいました。 さらに詳しいことはこちらから。
バイオリンが響きあう中世の息吹を色濃く感じられるクレモナの街はイタリア一長い川「ポー川」が近くを流れる情緒豊かな町として知られています。さらに詳しいことはこちらから。
北イタリアのほぼ中央に位置する都市ブレシャ(Brescia)。観光スポット世界遺産に登録されている博物館「サンタジュリア博物館」、ローマ遺跡などを紹介します。さらに詳しいことはこちらから。
上記の観光地を車で回れる郊外ツアーも行っております。以下のページをご参照ください。