文化と歴史の宝庫イタリア。 旅行の目的はさまざまですが、やはり中には美術館巡りをしたいという方もいるのではないでしょうか。ミラノにはイタリアの他の街にはない知られざる美術館もたくさんあります。基本的には年代ごと、テーマごと分かれているので気になるところがあればぜひ訪れてみてください。
目次
- イチオシの大作が鑑賞できるアンブロジア―ナ絵画館
- ミラノを代表する美術館「ブレラ美術館」
- 豪華な邸宅美術館「ポルディ・ペッツォーリ美術館」
- レオナルドダヴィンチ科学技術博物館
- デザインの街ミラノを象徴「トリエンナーレデザイン美術館」
- 2大ファッションブランド「プラダ」「アルマーニ」美術館
- アクセス抜群「ガッレリア・デイタリア」
- 印象派を満喫「近代美術館」
- ミラノの邸宅美術館バガッティ・バルセッキ博物館
- 入場無料の近代美術館ハンガービコッカ
イチオシの大作が鑑賞できるアンブロジア―ナ絵画館
ミラノ大聖堂広場から徒歩2~3分の距離にあるアンブロシア―ナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)はミラノの美術館の中でも選りすぐりの大作が鑑賞できるおすすめの絵画館(美術館)です。ミラノの中でもイチオシの美術館なので、ミラノでどこか美術館に行きたいと興味のある方にはおすすめの美術館となっています。
この美術館の主なコレクションはルネッサンス期のものであり、レオナルドダヴィンチ、ラファエロサンティ、カラヴァッジョ、ボッティチェリ、ティツィアーノなどイタリアルネッサンス黄金期を代表する大作が展示されています。これだけ見事なコレクションはまさにミラノ随一と言っても過言ではないでしょう。さらに詳しいことはこちらから。
ミラノを代表する美術館「ブレラ美術館」
ミラノの美術館といえば真っ先に名前が挙がるのがこちらの「ブレラ美術館」。 ミラノでは貴族たちが芸術家のパトロンになり、それによって芸術活動が盛んになってきた。この絵画館では14世紀から19世紀にかけてのヴェネチア派、ロンバルディア派の500点を超える作品が展示され、訪れる人を歴史の匂いに包み込む。内部は30数部屋の展示室によって区切られ、14世紀の貴重な絵画、彫刻に始まりダヴィンチやラファエロといったルネッサンスの天才たちの技法を取り入れた作品へと繋がってゆくというように時代ごとにイタリア芸術の発展を見ることができる 。主にルネッサンス期の大作が多く展示されています。さらに詳しいことはこちらから。
豪華な邸宅美術館「ポルディ・ペッツォーリ美術館」
この美術館にはミラノの由緒ある一家であるポルディ・ペッツォーリがコレクションした300点以上の絵画、彫刻、調度品が展示されておりヨーロッパでも有数の豪華な邸宅美術館。 中心地からほど近いところにある美術館。ヨーロッパでも有数の豪華な邸宅美術館として知られ、巨匠の絵画などの他に宝石、調度品も展示。火曜日休館のため、月曜日にも来館可能。さらに詳しいことはこちらから。
レオナルドダヴィンチ科学技術博物館
レオナルド・ダ・ヴィンチの デッサンを元にしたまるで芸術品のような模型を展示。 ダヴィンチは偉大な画家としてだけではなく建築家、工学技士、あらゆる分野に長けていたことが知られているが、生前に人体解剖図、土木工事機器、軍事用武器、機織り機や飛行機器などのアイデアをデッサンとして後世に残していた。この博物館ではそのデッサンを元にしたまるで芸術品のような模型を展示。 ルネッサンス期の天才の秘密を垣間見ることができる世界でも珍しい国立の博物館 。飛行機やSL電車、船などの展示もあり、 機械好きの大人はもちろんのこと言葉がわからない子供連れにも楽しめる 。さらに詳しいことはこちらから。
デザインの街ミラノを象徴「トリエンナーレデザイン美術館」
世界に誇るデザインの街ミラノ。毎年4月には年々規模が増大するミラノサローネと呼ばれる国際家具展示会が開かれるが、それを象徴するようなデザインとは何かを問いかける美術館がこちら。 デザイン、建築に纏わる様々な企画展 、年ごとに変わる常設展も魅力。さらに詳しいことはこちらから。
2大ファッションブランド「プラダ」「アルマーニ」美術館
ミラノ市の南西に位置するプラダ財団美術館は1910年代に蒸留所として使われていた建物を改築したもの。 グローバルに活躍する世界中のモダンアートを展示する近代美術館。さらに詳しいことはこちらから。
アルマーニのブランド創業40周年を記念して設立されたアルマーニ美術館(ARMANI/SILOS)はファッションの街ミラノを代表する美術館のひとつ。 洋服だけでなく、展示の空間にもアルマーニのこだわりが髄所に感じられるファッション好きにはお勧めの美術館。 さらに詳しいことはこちらから。
アクセス抜群「ガッレリア・デイタリア」
スカラ座広場に面する銀行の雰囲気を残したとても優雅な作りの美術館。 主に1800年代後半から1900年代前半の絵画を中心にした近代美術館。 印象派画家達の作品などに影響され独自の魅力を放つ印象派、象徴主義的な作品が多くある。 さらに詳しいことはこちらから。
印象派を満喫「近代美術館」
主に1800年代から1900年代の絵画、彫刻を中心とした美術コレクションになっています。 コレクションの中にはゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソ、ルノアール、モディリアーニ、ミレー、マネ、と錚々たる名画が鑑賞できます。特にセガンティー二の傑作が多数あり、ルネッサンス期の名画は他の街より少ないミラノですが、こちらの美術館は近代都市ミラノを代表するコレクション。ミラノを代表する隠れた名美術館です。 さらに詳しいことはこちらから。
ミラノの邸宅美術館バガッティ・バルセッキ博物館
こちらの「バガッティ・バルセッキ博物館」はミラノの中心地からほど近く、ブランド街で有名なモンテナポレオーネ通りから少し入ったところに位置します。元々大聖堂の北側、こちらのブランド街周辺は昔から家柄の良い人たちが住む地域で個人宅を美術館にしたポルディ・ペッツォーリ美術館なども有名です。こちらの「バガッティ・バルセッキ博物館」はペッツォーリと比べるといくぶん小ぶりですが、見ごたえは十分です 。さらに詳しいことはこちらから。
入場無料の近代美術館ハンガービコッカ
この美術館は2004年、イタリアで有名なタイヤメーカーピレッリ(Pirelli )財団が運営する美術館としてオープンしました。ミラノ市北郊外のビコッカ地域に位置しますが、かつてこの一帯は鉄鋼業として栄えたBreda社が所有する地域でした。現在ではミラノ市北公園などに再開発された地域。 かつての鉄工場を改装した展示スペースは1500平方メートルにもおよび、常設展、企画展を開催しています。 さらに詳しいことはこちらから。